cafe檸檬のブログ
沼津市のカフェ檸檬のブログです。 カフェ檸檬で行われるイベントなどの情報を掲載しています。 詳細はお問い合わせください。(TEL 055-962-3768)                        カフェ檸檬のホームページ→http://www.cafe-remon.com/index.html

プロフィール

カフェ檸檬のブログです。

カフェ檸檬

Author:カフェ檸檬
FC2ブログへようこそ!



最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



カテゴリ



リンク

このブログをリンクに追加する



検索フォーム



RSSリンクの表示



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



アラン・ドロンとベルモンド ルネ・クレマン監督の「パリは燃えているか」に出演のころ

Is_Paris_Burning_1966.jpg
「ボルサリーノ」が大当たり。一作目でベルモンドは死んでしまうので、二作目の「ボルサリーノ2」には残念ながら出ていません。超売れっ子を組み合わせて共演映画を作るのは、制作会社の常套手段。まんまと策に乗って大ヒットとなる・・というわけです。もう一つは、当時の名俳優と組み合わせて、両方のファンを同時に劇場に誘うという企画。当時の大御所といえば言わずと知れたジャン・ギャバン。ドロンとは「地下室のメロディー」ベルモンドとは「冬の猿」で共演しています。名優の胸をかりて若手俳優を押し上げるというこれも一策。「地下室のメロディー」のほうが知られていますが、私は「冬の猿」が大好きです。フランスの田舎町の小さなホテルをやっている初老の男と意気のいいどこからか来た若者のつかの間の交流を描いています。しみじみとした心にしみる逸品です。この秋にお勧めです。

「南の島に雪が降る」加東大介の自伝がDVDになりました。

AS20150816001521_comm_convert_20200826091052.jpg
毎年8月になると、戦争にまつわる番組が多くなります。俳優の加東大介は1911年東京生まれ、昭和8年ニューギニア島での絶望的な戦線で体験したことを記し、のちに文芸春秋社から1961年に出版されました。一兵卒として理不尽に死んでいった多くの人々への鎮魂歌となっています。食料も物資も最悪の状態で、兵隊を鼓舞するために立ち上がった芝居小屋。そこを仕切った加東は、多くの人々と出会いそして、別かれていくことになります。生きて帰れない祖国への切ない望郷の念が芝居小屋を包み込んでいきます。「瞼の母の」の雪の情景。音もない客席に不審に思い聞いてみると集まっている部隊全員が東北の生まれ。みんな静かに泣いていた・・という話や、死にゆく兵士が布でつくった雪を愛しそうにに撫でていたなど、胸にこたえる話が多く書かれています。映画化は1961年そうそうたる喜劇人が味のある役で登場します。森繁、伴淳、渥美清、有島一郎、フランキー堺、三木のり平・・・。表立った演技ではないが何とも言えない味わいのある加東大介。多くの名監督に愛され、64歳でこの世を去りました。あちらでも戦友と芝居小屋をやっているかもしれませんね。

2017年制作の合作映画「ナチス第三の男」より「暁の七人」私はこちらのほうがいいです!

W6QMVD3Z_convert_20200720114605.jpg
1975年アメリカ映画「暁の七人」は、ナチスの親衛隊中蒋ラインハルト・ハイドリヒ暗殺を描いた映画です。当時注目のティモシー・ボトムスとA・アンドリュースの2人が最後に泣かせます。監督のルイス・ギルバートは、英空軍でドキュメンタリーを作っていたので、本物の街や教会をできる限り使い、リアルな映像が当時をほうふつとさせます。同じ暗殺を扱った2作品が最近作られましたが、どちらも本作品には及ばないと思います。ヒトラー、ハインリヒ・ヒムラーに次いでナチス第3の男ラインハルト・ハイドリヒは知的で頭脳明晰行動力も伴う鉄壁の人物ですが、残酷さも人並み外れていました。「金髪の獣」「絞首刑人」「プラハの虐殺者」と呼ばれていたことでもその冷酷さがうかがえます。1941年イギリスに亡命していたチェコの軍人が特命を受け、レジスタンスと組んで彼の暗殺に着手します。後半の怒涛の攻防戦は双方命がけのすさまじいものでした。制作当時大戦の記憶を持った人たちも多く、残酷なシーンは極めて控えめで、それでも十分伝わる戦争の無残さが心に残る優れた戦争映画です。

「危険な女」こんな女に関わったら身の破滅…。怖いです。

p_40936_02_01_02.jpg
「名優が演じる戦慄の世界」に入っていました。このシリーズは未発売や未見のDVDが廉価で観られて楽しみです。「Tメン」「生まれながらの殺し屋」なども入っていて1800円!お買い得です。「危険な女」はヒッチコック映画にも出ているラレイン・デイ主演ですが、パーフェクトな美貌で、3人の男があっという間にだまされてしまいます。それも仕方がないと思わせる罪な女がぴったりです。若いころのロバート・ミッチャムがすっかり虜になって殺人に加担してしまう画家を演じています。このくらい清楚で感じのいい外形を持っていると、男性は彼女の言っていることに軸足を移してしまいます。当然真実が見えなくなる、というわけでおかしいという気持ちをねじ伏せて選択を誤ってしまいます。悪女物は数々あれど、こんな人見たことないという驚きの人物像。脚本もうまいのでしょう。昔の映画と言っても侮れませんね。

原節子初DVD化「ふんどし医者」名作「驟雨」も必見です。

img_d13f4d423350824ffa338a491c540da564121.jpg
2027年95歳でなくなった原節子。なかなか見られない映画がDVD発売されました。「驟雨」は成瀬巳喜男監督作品。夫との日常の言葉と心のすれ違いを描き隣の夫婦、根岸明美と小林桂樹が清涼剤。最後の風船のシーンでなぜか救われます。「ふんどし医者」は夫の森繁は島田宿で貧しい人たちを損得抜きで治療する奇特な医師。妻は品がよく奥ゆかしいのに唯一の趣味がとばく。妻が負けると着物を取られ、ふんどしで帰るというところからそう呼ばれているのです。見ごたえのあるこの2作。発売してくれて感謝です。それにしても原節子。とんでもないすごい監督作品に出ていてそれにも驚きです。山中貞雄、豊田四郎、島津保次郎、今井正、久松清児、黒澤明、川島雄三、そして数々の小津作品。原節子が語り継がれるわけです。