檸檬ｼﾈﾏｸﾗﾌ「ﾞウンベルトD」

この映画はまったく知りませんでした。1940年代からイタリアで制作された一連の作品ネオリアリズモ映画。ロッセリーニの「戦火のかなた」「無防備都市」ビスコンティの「べリッシマ」「郵便配達人は2度ベルを鳴らす」そしてビットリオ･デシーカの「靴磨き」「自転車泥棒」。デシーカは若い頃ハンサムな人気俳優で、イタリアのケーリーグラントと呼ばれていました。その後監督になり俳優も続けていました。「パンと恋と夢」などでその姿が見られます。「昨日・今日･明日」「ひまわり」などでも有名です。1952年制作「ウンベルトD]犬のフライクと年金暮らしの老人の物語｡今に通じるこの物語は、厳しい現実をありのままに写し撮った作品ですが、犬のフライクの姿にいくばくの救いを見出すことしか出来ない映画です。夢のハリウッド映画のような都合の良いハッピーエンドではありませんが、世代を超え見ていただきたい1本です。檸檬ｼﾈﾏｸﾗﾌﾞ2月16日（土）5時30分からです。お申し込みお待ちしています。

オット！大丈夫ですか

よーく死んだように寝るとは言いますが、寝入りすぎじゃない。警戒心がまったく無いので、もう外猫にはなれません。二階のお座布の上で長寿をきわめて頑張ってます。それにしても毛並みよれよれバサバサだ。「このごろ見かけないね。」とは言われますがたまに出ても、寒いのでさっさと家に入ってしまいます。骨皮筋猫になったんで無理も無いけど。早く春になって暖かくなったらお外ゴロンコが始まるので、皆様それまでお待ちくださいね。この前体重が少し増えてたんでお母さんはそれだけで、とってもうれしいです。ニャーコの春早く来い！

檸檬女正月

今年初めての檸檬のイベント。女正月でも四方先生も参加。楽しいひとときを過ごしました。まずは渡辺先生の三味線。みんなで梅は咲いたかを習って歌いました。日本音階って難しい。難なく歌っているようで節回しってやつが･･･。そのあと抹茶初体験の方も自分で立てて、一服いただきました。そのあと「いぬぼうかるたとり」と芸者遊びの「金比羅船船」これは単純なルールなのに面白くて癖になります。他のイベントでも是非お楽しみください。いろんなご褒美をもらって会は終了。来年のお正月には着物好きがもっと増えていることを願って。着物ってほんとにいいな。途中成人式の帰りのお嬢様が飛び入り。もう記憶も朧の私たち。あんな頃に戻りたい人と、もうこれから戻るのは嫌な人といろいろでした。外見は、みんな戻りたいよね！お肌つるつるで。たて横スジスジイリの我が顔が・・悲しいかな現実は厳しいです。

檸檬ｼﾈﾏｸﾗﾌﾞ　　1月

お正月に改めてヘルプ-心がつなぐストーリーを見て。よく出来ていることに感心しました。どこの国にも売れなくても、お金が掛けられなくても、映画化してみんなに見せたい一心で制作する･･そういう人たちがいるんですね。単館上演がいつの間にか拡大し、自然に広がっていく。映画の理想の姿です。キャストもはまっていて南部の黒人社会を体現するみなさまがたほんとに素晴らしい。特に主人公の親友ヘルプ仲間のミニーさん。ギョロ目とﾌﾟクﾌﾟク太った体型が魅力的。アカデミー助演女優賞も当然の演技力。重たいテーマを持ちながら、テンポよく分かりやすくそして楽しく見せる力量は情熱のなせる業。日本人もたった50年前の出来事も知らないでいる現在、多くの若い人特に女性に観ていただきたい1本です。ファッションやインテリア、おいしそうな当時の食卓もお楽しみです。

今年も宜しくお願いします

今年も檸檬は忙しくなりそうです。13日には新企画檸檬で女正月があります。なるべく着物で着てくださいませ。三味線演奏やかるたとり、お抹茶体験に着物の情報交換と、楽しく過ごしていただけます。お誘いあわせの上どうぞいらしてくださいね。当日はおいしいお菓子を作ってお待ちしています。参加費2000円です。今年も檸檬を宜しくお願いします。