cafe檸檬のブログ
沼津市のカフェ檸檬のブログです。 カフェ檸檬で行われるイベントなどの情報を掲載しています。 詳細はお問い合わせください。(TEL 055-962-3768)                        カフェ檸檬のホームページ→http://www.cafe-remon.com/index.html

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朝のひと時

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最近はお外に出ようにも寒いので、こっそりお母さんの後をつけてお店で一服。「あれ何でいるの?」なんて言われちゃいました。2階の物干しで日向ぼっこもいいけど、いつもじゃ飽きちゃいます.「なーにもう少し居たいんだけど。お客さんが来るのでだめなの?」残念だけど戻りますか。春になったらみなさんに会えるかな。楽しみに待ってるにゃ!

檸檬シネマクラブ今月は「バベットの晩餐会」でした。

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1989年公開。デンマーク映画。19世紀ユトランドの田舎町。牧師の家の美しい姉妹は幾多の求婚をすべて断って、いつの間にか歳を重ね、同時に信者の人たちも年老いてゆきます。そんな時豪雨ともいえる雨の中、遠いパリから革命の粛清を逃れたバベットが姉妹を頼ってやってきます。ここに置いていただくだけでお金はいらない。もし断られたら死んでしまいます。と必死の訴えに姉妹はバベットと暮らすことになります。寒村のたらと硬いパンを煮ただけの質素な暮らし。あるときパリの友人を介しバベットに宝くじが当たり、姉妹は喜ぶと同時に去っていくだろう予感にに、一抹のさみしさを感じます。ちょうどそのころ父親の牧師の生誕100年を記念して、食事会を開くことになります。唯一のお願いだといってバベットが食事を作ることになりたぶん一生に一度の豪華な晩餐会が始まります。おおもとの食材からすべてを手作りする時代のこと、目を見張るような料理の数々が次々に運ばれいつしか皆の心も和み、寄り添って幸せな一夜が過ぎていきます。わずかながらに食の仕事に携わるわたくしにとって、パイを作るシーンやお酒を流し込んだ焼き菓子の美しさが印象的。おいしいものを食べてみんな幸せな気分。私もバベットにあやかってババット?の晩餐会でそんなケーキを提供できたらいいのですが。ちなみに晩餐会のメニューをご紹介。ウミガメのコンソメスープ・キャビアとサワークリームの載ったパンケーキ・ウズラとフォアグラのパイ詰め石棺風・季節のサラダ・チーズ盛り合わせ。クグロフ型サヴァランラム酒風味・フルーツ.コーヒーすべてに料理に合わせた最上級のお酒とともに提供されます。

カフェ檸檬は別名で呼ばれていた!驚きの事実が発覚

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うちのお客様が、檸檬の近所でお買い物。何気ない雑談の流れで「どこのお客さん?」「そこの喫茶店」「ああ麒麟(きりん)さんね。」って言われたんだって。もう何年もやってるのにずーと麒麟と思ってたんだ。皆様これは驚愕の事実です。テことで読めても書けない2字単語。薔薇・琥珀・翡翠・蜻蛉・朦朧・顰蹙(ひんしゅく)・蝋燭・お正月の蒲鉾も。魑魅魍魎(ちみもうりょう)なんて拡大鏡や老眼鏡を駆使しても書けないレベル。私といたしましてはかの梶井基次郎の檸檬を念頭につけたつもりなんですが、「獰猛(どうもう)にも似てるよね。」なんて言われちゃあね。そういえば最初のころあの漢字の店って言われてました。話が広がる前に、自分から麒麟事件を暴露している今日この頃なのです。疲れるわ・・。カフェ髑髏(どくろ)とかカフェ顰蹙(ひんしゅく)じゃなくてよかった。せめてカフェ葡萄(ぶどう)くらいなら良かったけど。そういえば珈琲ていう字も見慣れたからわかるけど案外書けないかもしれません。カフェ檸檬(れもん)れもんですよ皆さま!

青春の一本 ベルイマンの「第七の封印」

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おぼつかない記憶をたどっても、どこで観たかは思い出せません。しかし印象は強烈。まず十字軍の騎士と死神の命をかけてのチェスいう設定が斬新です。暗い海と空をバックに現れる死神。死をいつも感じていた騎士は「お前がいつも隣にいたのは知っていた」という。マックス・フォン・シドーでなければ演じられない存在感。生と死の不条理を描いてまるで哲学を映像で見ているかのようです。どんなに残酷な運命も、いわれのない死も無垢なものの不運も、すべてを飲み込んでゆく時代の不幸。そこに救いとして手を差し伸べる神の存在はないのか。騎士は問い続けます。神の存在の不確実性は、監督であるベルイマンの生涯にわたっての探求の根底にあるようです。ヨーロッパのキリスト教社会を土台にした寓話は日本人にはわかりにくいと言われていますが、黙して手を差し伸べない神の存在は遠藤周作の「沈黙」にも似て、心に深い問いかけを残します。難解と知ってわざわざチャレンジした、若気の至りのあの頃。いまだに語りぐさの「去年、マリエンバートで」同様に難解のまま記憶の海に沈んでいくのでありました。

あけましておめでとうございます。

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今年も檸檬でおあいしましょう。4日は今年の営業第1日目です。昨年も皆様との楽しい時間をたくさん共有できました。今年も密に共有いたしましょうね。ケーキを食べたりコーヒーや紅茶を飲んだり、あとはじっくり長々おくつろぎください。時間制限はありませんです。お正月は恒例のご縁(5円)クッキーを作ってお待ちしています。ニャーコもトロ剥き身に山形屋の海苔をかけてがっちりお正月を堪能していました。お年玉はちーかまを少し。喜んでくれたかな。ニャーコとともにニャンコロ・ごろごろ過ごした3日間でありました。