cafe檸檬のブログ
沼津市のカフェ檸檬のブログです。 カフェ檸檬で行われるイベントなどの情報を掲載しています。 詳細はお問い合わせください。(TEL 055-962-3768)                        カフェ檸檬のホームページ→http://www.cafe-remon.com/index.html

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今月のシネマクラブは「幕末太陽伝」でした。

69e9d40d.jpg           1957年日活作品「幕末太陽伝」は、川島雄三監督の代表作。落語から題材をとってここまでうまくいった作品は稀です。フランキー堺の居残り佐平治は、あれもこれも器用にこなす才人で、郭の借金の返済を才覚と機転、八面六臂の活躍であっという間に完済します。、その上二枚看板の遊女にも惚れられる始末。いつの間にかなくてはならない人になってしまいます。金に汚いと思いきや粋な計らいで女中と若旦那を舟で逃がし、潮時とばかり妓楼相模屋を抜け品川宿から疾走します。当時の役者層の厚さを物語る曲者ぞろいの見本市。美しい南田洋子と、左幸子。西村晃、小沢昭一、金子信雄に山岡久乃、菅井きん、殿山泰司に市村俊幸きりがないのでこの辺で。それにしても当時日活で売り出し中の若手が侍姿で登場ですが裕次郎といい二谷英明,小林旭にしてもかなりの大根で、相模屋の若衆岡田真澄なんか初々しいばかりの下手さ加減。このご愛嬌も花を添えてテンポの良い稀代の傑作となりました。肺を病む佐平治の孤独な姿も人生の深さを感じさせ、今ではできない幕末遊郭のセットと町並みも必見。時代考証に安藤鶴夫。助監督今村昌平、音楽黛敏郎。暇を作ってでもぜひご覧ください。

土田酒造の柚子酒  おいしーーいです。檸檬でも柚子

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去年の暮れに開発発売された日本酒の原酒と、とっても強い香りの柚子の幸福な出会い。女性でもお酒に弱い方も大丈夫。食前酒に最高でしょうね。アルコール分5%なのでビールぐらい。寝酒にもいいです。試飲した皆さんに大好評。お取り寄せが決定しました。地産地消の商品なので知ることができて幸運でした。小さな町の蔵で作られるお酒や化粧品。何かの縁で檸檬のお店に届くようになりました。機会があったらおためしください。一本1700円です。

新年の電話は「昼下がりの情事」見ました?

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2日の日にお客様から電話。久しぶりに放映されていた「昼下がりの情事」に見入ってしまったそうです。ビリー・ワイルダー監督の1957年作品。アリアーヌはパリの音楽学校の学生。私立探偵の父親が手掛けた、恋愛事件の報告書を盗み読みして恋に恋する年頃です。百戦錬磨のプレイボーイ富豪のフラナガンに恋しますが対抗上世慣れてミステリアスな若い女を演じて翻弄します。彼はすっかり振り回され最後には嫉妬心まで芽生え、あろうことか彼女の父親に身元調査を依頼します。すべてを知ったフラナガンは別れを決めて列車に乗り込みます。送りに来たアリアーヌとの別れのシーン。今のように勝手にドアが閉まるようではこうはいきません。当時ヘップバーンは28歳。原作では18歳の学生ということになっています。ゲーリー・クーパー56歳、「麗しのサブリナ」は25歳のときでハンフリー・ボガード55歳。シャレードは35歳とケーリーグラント59歳。このくらい歳の差があるとかってリアルで生々しい現実感が薄れ、彼女の純粋無垢なイメージが損なわれることが少ないようです。下手するとお父さんですから。しかしみていると不釣り合いに思えないのが映画の魔法なのでしょう。

新年あけましておめでとうございます。

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12月31日はお汁粉を作りました。結構食した方が多かったので、今年の仕事始め4日にもお出しする予定です。恒例のご縁クッキープレゼントももれなくお持ち帰りください。一年は長いようでいて気が付くともう半分過ぎたなんていうことも再三。歳とともに時間のたつのが加速しているようで、やるべきこと、そしてやってみたいことは即取り掛かるように心掛けなければと思います。皆様のご来店を待つ仕事ですが、ずっと居たくなるお店になるよう努力いたします。今年もよろしくお願いします。