インディーズ映画の雄ジョン・カサべテス監督の妻ジーナ・ローランズ

夫の監督による代表作「グロリア」。当時くたびれた中年女をかっこよく貫録で演じたジーナ・ローランズ。今も現役の女優です。演技派で鳴らしていますが、こんなハリウッド的美人に写った写真はめったにありません。ジーナもこんな時代があったのね!と、感慨深いものがあります。カサベテスも「殺人者たち」で、したたかな美人に心底惚れて完膚なきまでに裏切られる男を好演しましたが、知的なうえにこんなに魅力的な奥様が待っていたら、仕事にも熱が入るというものです。二人の間の息子も監督になり死別はすれど充実した結婚生活だったことでしょう。

フランスの国民的歌手　ジョニー・アリディが亡くなりました。

先月たまたまフランス映画の「パリジャンヌ」を鑑賞しましたが、オムニバスの4番目、カトリーヌ・ドヌーブの恋人役で映画初デビューのアリディを見たばかり。若いころフランス人形のようなシルビー・バルタンと共演、その後結婚してフランス中の注目の的になりました。マカロニウエスタンにも出演、パトリス・ルコントの「列車に乗った男」で過去を背負った渋い中年男を好演しました。最後の映画は2010年ジョニー・トー監督の香港フィルムノワール「冷たい雨に打て、約束の銃弾を」。最初のオファーはアラン・ドロンでしたが代わりに出演するアリディに、映画で使用する拳銃を贈ったとか。男の世界ですね。フランス国内での人気は日本では想像できないほど。最後まで現役でコンサートはいつも満杯。国葬級になるとの報道もあります。さみしい限りですが、甘く情熱あふれる歌声はユーチューブにもあふれています。この機会に是非聞いてみてください。

ミミのクリスマス。ちょっと早いけど

お客様が、猫の被り物たくさん持ってきて、その中でも季節感あふれるサンタさんがお似合いでした。キャベツのようなメロンのようなグリーンの帽子もあったけど、「残念！」という声で幻のポートレートになりました。「こんな格好したかにゃいやー。」と言いたいところだけど、いつもお世話になっている皆さんのためぐっとこらえたミミでありました。