cafe檸檬のブログ
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今月のシネマクラブは「幕末太陽伝」でした。

69e9d40d.jpg           1957年日活作品「幕末太陽伝」は、川島雄三監督の代表作。落語から題材をとってここまでうまくいった作品は稀です。フランキー堺の居残り佐平治は、あれもこれも器用にこなす才人で、郭の借金の返済を才覚と機転、八面六臂の活躍であっという間に完済します。、その上二枚看板の遊女にも惚れられる始末。いつの間にかなくてはならない人になってしまいます。金に汚いと思いきや粋な計らいで女中と若旦那を舟で逃がし、潮時とばかり妓楼相模屋を抜け品川宿から疾走します。当時の役者層の厚さを物語る曲者ぞろいの見本市。美しい南田洋子と、左幸子。西村晃、小沢昭一、金子信雄に山岡久乃、菅井きん、殿山泰司に市村俊幸きりがないのでこの辺で。それにしても当時日活で売り出し中の若手が侍姿で登場ですが裕次郎といい二谷英明,小林旭にしてもかなりの大根で、相模屋の若衆岡田真澄なんか初々しいばかりの下手さ加減。このご愛嬌も花を添えてテンポの良い稀代の傑作となりました。肺を病む佐平治の孤独な姿も人生の深さを感じさせ、今ではできない幕末遊郭のセットと町並みも必見。時代考証に安藤鶴夫。助監督今村昌平、音楽黛敏郎。暇を作ってでもぜひご覧ください。

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