3月のシネマクラブはタルコフスキーの「惑星ソラリス」でした。
 昨日のシネマクラブはロシアの監督アンドレ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」1977年日本公開。ポーランドの作家レムの「ソラリス」が原作です。2002年ソダーバーグ監督がジョージ・クルーニー主演で「ソラリス」を作りました。きっといつかリメイクしたかった映画だったのでしょうね。「惑星ソラリス」はSFの分野に分類されて、SFはちょっと毛嫌いする人が結構います。しかしこの映画は映像美もさることながら、宇宙船を舞台にしながら哲学的な深遠さを感じさせる一度見たら忘れられない映画のひとつです。心理学者のクリスは、海と雲に覆われたソラリスを探索中の宇宙ステーションに調査のため向かいます。ステーションでは自殺者が出て残った科学者は二人。中では不可解な現象が起こり荒廃しています。、ソラリスの海は知性を持った有機体のようで、人間の潜在意識を具象化して送り込んできます。不可解な現象と科学者としての理性で苦悩するクリス。そこに自殺したはずの妻ハリーが現れます。3時間近いので遠慮していましたが、久しぶりに東京に転勤したご夫婦が参加。思い切って上映しました。楽しいシネマクラブでした。9時過ぎてしまいあまり映画の話ができなくて残念。また来てくださいね。
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