美和さんのジャズライブの前に。ハリウッドクラシックシネマへのお誘い
 ライブの時にもお話ししようと思いますが、今の映画を見るにつけ、1900後半のアメリカ映画。ハリウッドのスターシステムの時代を語るのに、絶好の映画4本をご紹介します。現在ではあまりに定番すぎると思う方も一度是非鑑賞していただきたい作品です。1949年「女相続人」、1955年「天はすべて許したもう」、1960年「肉体の遺産」、1965年「母の旅路」です。ここにきてマスター版やブルーレイが相次いで発売。懐かしい時代のクラシックでで美しいカラー映像が楽しめます。唯一「女相続人」はモノクロですが、ロバート・ワイズ監督作品。大人力が試される、語れる映画です。人生で多くを経験しないと「読めない」映画作品だと思います。若いころ観ても地味な映画で魅力も感じず、若気の至りとはこのことです。好みもあるでしょうが、まだ良識に満ちていた時代のたアメリカ。熟年になってこそ大いに楽しめる映画です。
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